
見上げる空は曇りの一日のはじまり。

慌てて、電車に飛び乗って、ガタゴト揺れて向かった先は、5カ所。


いつもの、chelsea, soho , noho, あとの2カ所は久しぶりに訪れる場所。

久しく乗らない線の電車に乗って降りた先は queens ,頭の上を電車が走る空間を思わず
口を開いて見上げながら忘れかけている記憶をたどって、小さなアンティークショップへ向かう、昔毎日のように訪れていたがちゃがちゃと下から上までモノが積み上げられ、ジャンクの中にこそっと宝物を発見出来る、小さなお店なのにとっても大きなカラダの店主。
あの頃は、ちょっとふるいハードウエアー屋(金物屋さん)の棚の下には、ほこりをかぶった Fire king のマグがごろごろ、忘れられた空間に無造作におかれていました。
その頃は近くのダイナーでちょっと食事、なんて出来るココロの余裕もお財布の余裕もなかったので、まずいつも近くで美味しそーと覗きこんでは、入れなかった小さなイタリアン
ベーカリーへ、昔も現在も近所の人の世間話飛び交う常連さんでにぎやか、お店の方もにこにこで、ちょっと中身の質問などして、クロワッサンとクリームパフ、など買い込み、
懐かしい街並を小さなクリームパフをほおばりながら、歩きました。不思議と建物や住んで
いる方達が小さく見えて、いつの間にか、自分の身長が高くなった気分を味わいながら、
少し歩いたので、駅の近くの小さなダイナーに入り、軽くブランチ。

マンハッタンクラムチャウダー、と紅茶をオーダー、素朴な味がしました。
カラダもあたたまって、たどりついたはずの小さなアンティークショップは、インディア料理香辛料漂うお店に変わってしまっていて、残念でしたが時代の流れを感じました。
ジャンクを売って、レントを払える時代ではなくなり、たくさんあった夢のお店はニューヨークでは私の知る限りのお店はすべて姿を消しました。
でもまだまだ希望忘れず、
むかし、入れなかった空間、食べたかった素朴な食べ物でココロあたたかくなれた一日。
ゴトゴト電車に乗って、今日は軽めの素敵仕入れを抱え家についたら、
床じゅうに、食パンが食い散らかされていました。
犯人は?



お腹スキスキな、あたらしい仲間。
イーストブルックリンのシェルターで出会った、ブルックリンキャット。
大ネズミが出たような、食パンの耳のはじっこ、すべてチョイ食いしていました。
これまでの仲間のブルックリンキャット、チェスとモモが、
ここは、ブルックリンのシェルターですか?とあきれ顔ですが、
いえいえ、ここは、絵と雑貨と猫や敷きデス!と今説得中。
もうしばらくしたら、お帰りと集まる姿がみれるかな?
自分も上手く面倒みれていませんが!
よっしゃ〜っと気合いだけは十分デス!!!
ココロのビタミン頂けますか?
