オハヨウございます、と起きたらすっかり夕方時間。
mixed media ショーを b p mで楽しみすぎた結果の日曜日をちょっと影響を受けてしまいました、とばかりにブイン〜ブインとジューサーで氷を砕き昨夜のショーからいただいたココロの色にあわせて、クリアガラスのゴブレットにとても繊細な氷とライムを入れ、まだまだ
つづくショーの興奮の行き場を考えながら、ゆっくりと今日は大切な飲み物をいただくように、ごくっと飲んでいます。
mixed media と題するショーは三部構成になっており、
coexistence:carving : Hisayasu Takashio
painting : Fumihiro Matsuzaki
music : William Poul Delp
旧いピアノから流れるこの日のためのやさしい、ゆったりとした音が流れだし白い空間に
線を描きだしはじめ、コンコンこんと木を削りだす音が混ざりだします。ここちよい緊張感を感じ、彫刻をつくりだす音、絵を描きだす音、ピアノのをやさしくたたく音が解け合いひとりずつが違う行動をとりつくりだしながら、同じひかりの差す方向へとむかっているようにみえました。ふるいピアノは細かな内部の状態を見せながら、根のない木に水をあげ、
真っ白な紙には木炭で描きだされる、繊細でチカラ強い線がいくつも生み出され、
クライマックスはすべてがゆっくりと解け合う世界がそこに表れました。なんだろうこの
気持ち、地の下から何かがゆっくりと芽をだす瞬間にであったような感触。
total eclipse 2008: action painting bass Naoki Iwakawa
piano : Carlo Altomare
engine : Hidetaka Takasaki
sculptor : Muneto Maekawa
drum : Yoshio Kobayashi
ブンブンブウーンと裸のバイクの音、チェンソーからも違うブウイーと響く音、中身をさらけ出したピアノの内部からつくりだされるおと、そして極上のドラム、ドロッピングをはじめ、炎で描きだされる線、リハーサルありですか?と感じてしまうくらい即興観あふれるパフォーマンスなのに、ノイズに近い音や行為がまざりあい、観客のココロを引き寄せるテンポを感じました。ウルサいがここちいい絵のサーカス。
アクションペイントはじめ、パフォーマンスを観る時気になるてんがいつも一つあって、
本人がどれだけ、その世界に没頭しているか?ワタシはそこがいつも重要で、
その空間をつくりだす人に、すこしでも何かのゆれる部分を感じるとその空間の外にいる
わたしは、なんだかとってもはなれたこころを感じてしまうのが苦手で、アクションペイントやライブペインティングを遠ざけて過ごしていましたが、今回のmixed media ショー
は、すべてがココロに響いてきました、ひとりひとりの行き先がよくわかり、迷子がいない
空間でした。なにより作り手の方々の楽しい気持ちが最後まで漂っていました。
THE PSYCHIC PARAMOUNT
以前ニューヨークの音楽シーンでご紹介させていただいた、サイキックパラマウントの登場です。mixed mediaショーのクライマックスはどこまでもつづく広大な空間を今音をとおして感じられるライブ。
ヨーロッパツアーを目前に控えたTHE PSYCHIC PARAMOUNT。ますます充実し、重量感ありながら、上にのぼりつめる、音つくりに向かうところテキナシ。
たっぷり、ごちそうをいただいた ブルックリンのベットフォードにある、B P M前から
の景色のなかには、おいしい香りいっぱいのイベントから流れ出すおいしい空気が流れだしているようです。
b p m : 237 Kent Ave, Brooklyn